風見鶏

 昨日は、5年4組のみんなのいいところをたくさん見つけることができました。
 ぞうきんを忘れた子も、ゴミ袋を忘れた子も、だまっていないで、自分から忘れたことを言いに来ました。忘れたことはいけないけれど、正直に言えることは大切なことです。
 わたしが話をし出すと、みんな静かにして、話をよく聞いていました。けじめがつけられる子が多いと思いました。
 「卒業式のときのみんなの態度はすばらしかったです。先生は、とても感動して見ていました。だから、きちんと立ってごらん。」すると姿勢がとてもよくなりました。
 「ごみ拾いを10個終わったら、帰る用意をして、立って待っていましょう。」「だいたいでいいですから、背の順になって1列に並びましょう。」など、言われたことがすぐにできました。そして、予定の時間通りに帰ることができました。
 そんな様子を見て、とてもいい子たちだと思い、うれしくなりました。
 でも、残念なこともありました。
 みんながテキパキと行動したので、さようならのあいさつをしたのが一番で、他のクラスはまだ終わっていませんでした。
「だまった玄関まで行きましょう。」
 でも、たくさんの子がしゃべりながら歩き、他のクラスに迷惑をかけました。年下の4年生のクラスまでです。
 5年生は、D小学校の代表である高学年です。人に迷惑をかけるのではなく、中学年や低学年の子どもたちのお手本であってほしいと思います。

何気なく交わした約束が 心の道を照らすよ
あの日始まった物語の鍵となり どんな扉も開けてくれた

てっぺんが見えないほど高い フェンスの向こう側へと
夢だけ先に放り投げてよじ登り 祈りの陽を見つめていた

いつの日も 向かい風を探す 風見鶏のように
真っ直ぐ時代と立ち向かい生きてゆきたい
逃げ出さないように 流されないように
心に深く深く 突き立てた 風見鶏

 始業式の前日、車の中でコブクロの『風見鶏』という曲を聴きました。これから始まる新しい生活への決意が感じられるとてもいい詞で、高学年のみなさんにはぴったりの曲です。この曲を聴きながら、5年4組での生活がとても楽しみになりました。
 コブクロの『蕾』のCDの3曲目です。機会があったら聴いてみてください。

蕾 (通常盤)

蕾 (通常盤)