期待

 先日、全校一斉に『なかよしアンケート』を実施しました。これは、児童の学校生活や学校内での人間関係に対する意識を知り、よりよい学校生活を送れるよう改善を図るために行っています。

 1年1組では、8名の児童が『学校があまり楽しくない』と答えていました。こう答えた子の中には、学校生活に対する問題意識の高い子が多かったです。「きちんと生活をしていきたい。」「友だちと仲よくしていきたい。」「いろいろなことを学びたい。」「クラスのみんなと心を一つにしたい。」などの気持ちがそれらの子どもたちの行動から伝わってきます。

 それに対して、家庭生活と学校生活の区別がつけられない子どもたちも目立っています。特に、みんなと一緒に行動しようとする意識が低い子は、どうしても自己中心的な行動を取ってしまうことが多いようです。朝学校に来たら、宿題などの提出物を出し、ランドセルをロッカーにしまうことが進んでできなかったり、やるべき時間にやるべきことをしないで、みんながきちんと話を聞いているときにその前段階のことを一人でしていたり、人の話が最後まで聞けず、自分の言いたいことを言い出したり、手悪さをしてしまったりすることなどがあげられると思います。そういう行動が、みんなにとても迷惑をかけていることがわからず、なかなか自分から直せない場合があります。また、人がいやがっているのを感じられず、自分がされたり言われたりするといやなことを、平気で友だちに対して行っている場合がたいへん多いように思います。そういうことについて、1学期から繰り返し話してきました。きちんと理解してよいことと悪いことを自分で判断して行動できる子も少し増えてきましたが、なかなか伝わらない子も多いです。

 なかよしアンケートの結果を受けて、先日は「学校はみんなと同じことをするところ。」ということをもう一度子どもたちにくわしくお話をしました。そのためには、自分のしたいこともがまんし、みんなに合わせなくてはならない場面も多くなります。「今動きたいけれど、体を止めなくてはならない。」「今この勉強したくないけれど、勉強しなくてはならない。」「今しゃべっていたいけれど、だまっていなくてはならない。」「自分がしたいことでも、相手がいやがることはやめよう。」など、これからも子どもたちに繰り返し訴え続けて行きたいと思います。そして、よいところはほめたり、認めたりし、直さなくてはならないところは叱りながら、どの子も輝けるよう努力していきたいと思います。

 本日、担任は、6年生のチャレンジスクールのお手伝いで、自然の家に行って来ます。4時間目の途中からでかけますので、給食、清掃、帰りの会は、他の先生が来てくれる予定です。

 先週から、仕事をすべて子どもたちだけでする練習していますが、一昨日は、当番が変わって第一日目だったので、本格的な練習となりました。一昨日は、そうじがとてもていねいで、最後までみんなよくがんばりました。それをほめた後の昨日のそうじ。さらにていねいに時間をかけて掃除に取り組んでいましたが、時間がかかりすぎてしまい、最後は担任が手を貸してしまいました。

 今日は、クラスの子どもたちに期待して、6年生のお手伝いをしてきたいと思います。これからも、子どもたちの可能性に期待しながら、みんなとともに楽しく生活をしていきたいと思います。