最初の一週間

 昨年度の3月に、何人かの保護者の方が一年間のお礼の言葉を連絡帳に書いてくださいました。担任として、たいしたこともできなかった一年だったのですが、たいへんありがたく感じました。その中のあるお母さんは、「先生は、子どものいいところしか言ってくれませんが、それでいいのだろうかと思っていました。(中略)〜よかったと思います。」と書いてくださいました。わたしは、「連絡帳や学級通信などの文章として残るものでは、よいことをお知らせしています。悪いことは本人に直接注意しています。」というようなことを返事で書きました。よいことは後で読み返してもうれしいものです。逆に悪いことはいやな気分になります。そして、悪いことは文章では思ったとおりに伝わらない場合もあります。だから、もし問題がある場合は、本人や保護者の方に直接口頭で伝えたいと思っています。今年度もそのようにしていきたいと思いますので、ご理解していただきたいと思います。

 さて、新年度が始まって、1週間経ちました。最初なので、新しいクラスのいいことも悪いことも文章で書きたいと思います。

・学習態度は、3日目までは全員よかったです。その後は、3〜4人の子がきちんと話が聞けません。繰り返し注意していきたいと思います。

・提出物は、ほとんどのご家庭で期限内に提出していただいています。提出していただけない方は、ご協力よろしくお願いします。

・2日目から、忘れ物をする子が多いです。「あく手」を配布し、連絡帳でも翌日の準備するものや宿題を連絡しています。忘れ物が多い子は、前日に準備する習慣がまだ身についていないことが考えられますので、それができるまで、おうちの人が手助けをしてあげてください。これから大きくなっても必要な大切な習慣です。小さいうちにきちんと身につけさせてあげたいですね。

・連絡帳には、毎日日記を書いています。おうちの方にもコメントを書いていただいています。多くの方がお子さんへのはげましの言葉など書いてくださっています。それを読んで、お子さんは元気にがんばっているようです。これからもよろしくお願いします。

・そうじや給食の当番の仕事はたいへん意欲的に取り組んでいて、あまり手がかかりません。A先生、B先生、C先生の1年間の熱心なご指導に感謝しています。

・最後に担任です。初日から、『結核について』の配布のしかたをまちがえてしまい、たいへんご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。22年間このような失敗の連続で情けないです。この一年間、子どもたちとともに悪いところを治していきたいと思います。こんな担任ですがよろしくお願いします。