A先生の教育講演会


 今日の放課後学校で、A先生の『一人一人をいかすかかわり方の一考察 -相談員として子どもたちとともに過ごして-』というお話を聞きました。

 A先生は、昨年度まで養護学校の校長をされ、今年度から毎週1回スクールカウンセラーとして、学校の生活になかなか適応できない子どもたちに関わったり、担任や保護者の相談にのったりしていただいた先生です。穏やかで温かい人柄、教育実践が豊富で、子どもの発達に関する理論にも造詣が深く、本校の子どもたちからも、職員からもたいへん信頼されている先生です。

 SUNSUN3組にも時々来ていただいて、子どもたちの支援をしていただいたり、わたしの相談にのっていただいたりして、たいへんありがたかったです。

 A先生の講演の中に、子どもには母性と父性との両方が必要であるというお話がありました。望ましい母親は「つつみこみ、子どもを慈しみはぐくみ育てる。心理的抱擁」。あるべき父親は「権威・規範・禁止など 厳しいまた、楽しい世界」。学校では、主に父性が必要であるが、時には母性も必要になり、教師は厳しさと温かさを時と場合によって使い分けなくてはならないことも教えていただきました。

 その他にもたくさんのお話を伺いましたが、わたしが教師として、親として、不足していたことがたくさんあったことに気付くことができ、たいへん勉強になりました。

 最後の教頭先生の謝辞の中に、「今年度、A先生は今日が最後」とお聞きしてとても残念に思うと同時に、お世話になりっぱなしで申し訳ないという気持ちでいっぱいになりました。

 今まで、目標とする先生に出会うことが少なかったけれど、今年A先生に出会うことができて、自分の目標とする先生が一人増えたことをたいへんうれしく思いました。

 A先生、1年間支えていただき本当にありがとうございました。この場を借りて心より感謝申し上げます。