アース

 映画『アース』のDVDがレンタル開始になったので、見ました。

 地球上のさまざまな場所の自然の美しさが撮影され、とても心が癒されました。見た人は誰でも地球に対するいとおしさを感じると思います。そして、水と太陽の恵みのありがたさも感じました。

 北極、ツンドラ、タイガ、広葉樹林帯、熱帯雨林、サバンナ、砂漠、ステップ、ヒマラヤ、熱帯の海、南極など、地理で習った気候帯がほとんど出てきました。そして、それぞれの場所での動物たちが真剣に生きる姿が映し出されていました。特に、心を打たれたのが、動物たちの子育て。親は何も食べないで命を削りながら、子どもを育てる姿からいろいろなことを学んだような気がします。

 そして、動物たちの水やえさを求めての移動距離の長さに驚くとともに、生きるためには苦しくてもあきらめない動物たちの生への執念からパワーをもらいました。そして、子どもを支える続ける動物の親たちを見習わなければと思いました。

 一番心に残ったのは、北極海の氷が溶けてしまって、獲物が獲れなくなり、海に沈んでいくホッキョクグマ。食べ物が取れないので、力尽きて倒れていく姿は、地球温暖化を引き起こした自分の罪の意識を感じらずにはいられませんでした。あのホッキョクグマたちを救うために、不便でも我慢する生活に少しずつ近づけなくてはと思います。

 この映画は全編通して映像がきれいです。大きな画面で見ることをお勧めします。