バドミントン部からの贈り物

 今日は、卓球の国体予選なので、桐生市民体育館へ行きました。試合が始まり、しばらく見ていたのですが、わが高の2人の試合(勝ちました。)が終わったところで帰ってきました。

 午後は、バドミントンのインターハイ予選が行われている伊勢崎へ。

 ちょうどベスト8進出をかけて、わが高の今日の最終試合の途中でした。4ゲームが終わり、2−2の同点で最後のYさんの試合が始まりました。第1セット、Yさんは堅くなりすぎ、落としてしまいました。

 第2セットが始まると控えのベンチからいつものわが高のまとまった応援が始まりました。コートで戦っているのは、Yさんだけではなくなりました。ベンチの選手も応援席の部員も保護者も心が一つなっているこの一体感。感動が湧き上がってきた瞬間、涙があふれてきました。隣では、Yさんのお父さんが、ドキドキしながら試合を見守っていました。

 Yさんは、みんなの大声援に背中を押され、どんどん調子を取り戻して来ました。鋭いスマッシュがどんどん決まるようになり、第2セットを逆転で取りました。そして、第3セットも伸び伸びとプレーをし、リードを広げ、ついにベスト8進出を決めました。明日の準々決勝の強豪高との対戦につなげることができ、本当によかったと思います。

 もう一つの会場に向かう途中、いつものように偶然顧問の先生にお会いしました。「いつもヤマ場を作ってくれますよね。」と先生は苦笑いをしながら、男女ともにベスト8に進出したことを喜んでいました。

 改めて感じたバドミントン部のまとまりのよさと応援の素晴らしさ。ますますファンになりました。

 部活は、その競技の技術を身につけることも大切ですが、人間として人との絆を築いたり、精神面を鍛えたりすることの方が大切だと思います。本当にすばらしいです。