感動の学校公開

 昨日の学校公開では、たいへんお世話になりました。たくさんの保護者の方々や地域の方々に温かく見守られながら、子ども達は1日、一生懸命取り組んでいました。
 1校時、社会では、エルグランドのテレビコマーシャルの映像を見ました。そして、テレビ、新聞、雑誌、ちらし、インターネットでわかることとわからないことを調べ、複数のコマーシャルを参考にし、商品を買うことが大切であることを学習しました。
 1校時が終わった後の5分休み。子ども達の緊張の糸は切れ、教室内は大騒ぎ。寝転がってふざける子。追いかけっこをする子など。担任は、それを見ながら、次の授業の準備に大忙しで、子どもたちに注意もできず、ありのままの姿を見ていただきました。
 2校時は、昨日の学校公開で最も力を入れた道徳の授業。『なかよしアンケート』の結果から、クラスの悪口の問題を取り上げ、『言われるとつらくなり言葉(人間関係をこわす言葉)』と『言われるとうれしくなる言葉(人間関係を育てる言葉)』について考えました。『言われるとつらくなり言葉』は今から使わないということを全員で確認をしました。ある子から、「もし人から言われたら、言い返す。」という意見が出されましたが、わたしは、ボクシングの世界チャンピオンの内藤選手が、相手の選手に試合でかなりひどいことをされたとき、「相手と同じになるから仕返しするな。」と言われ、我慢した話をしました。もし内藤選手が同じようなことをやり返していたら、単なるばかげたけんかに終わっていて、内藤選手はあれほどみんなからは尊敬されなかったことも話しました。その後、子ども達の表情はやわらかくなりました。昨日の道徳の授業は、最も子ども達に訴えたかった授業でした。見ていただいたのは、4人の方々だけだったので、少し残念に思いました。
 3校時は、算数の授業で、葉や手のひらのおよその面積を方眼紙を使って調べました。簡単そうに思えたのですが、子どもたちにはむずかしく、かなり時間がかかってしまいました。でもいい経験ができたと思います。
 4校時は、国語で『ニュース番組作りの現場から』の読み取りの授業を行いました。各段落のキーワードを探す課題に子ども達は真剣に取り組んでいました。多くの子が積極的に発表してくれました。
 給食準備中。給食当番は、給食の用意。それ以外の子は、体育館で『中等学校説明会』の会場準備。いよいよ6年生の仕事を受け継ぐ時期になり、子どもたちはとても上手にシート敷きやいす並べができるようになりました。教室に帰ると、すっかり給食の準備ができていて、チームワークのよさを実感できました。仕事のできる6年生になれそうです。
 そして、最後の5校時は、4年生を迎えての『舞体験学習発表会』でした。4つのそれぞれの班の発表は練習の時よりも格段にうまくなっていて、とても分かりやすくなっていました。それを見ながら、わたしは、ひそかに感動して、涙ぐんでいました。「りっぱになったな。」全員で踊った今年最後の舞もみんな力いっぱい頑張っていました。
 すべてが終わった後、5年の担任全員で子ども達の力のすばらしさの余韻に浸りました。来年6年生になった時の姿が本当に楽しみになりました。