自分を信じる

 観測史上、最高気温が更新されたとても暑い夏休み。みなさんは、どんな思い出ができましたか。
 わたしは、この夏、3日間休みをもらいました。
 1日目は、中学生の大会で山梨県へ行き、2日目は、家で一日過ごし、高校野球の前橋商対佐賀北高の試合を見ることができました。最後の3日目は、5年の先生方と長野県へ出かけてきました。おかげで1学期以上に忙しくなる2学期に向けて、4人の結束を更に強めることができました。
それ以外はほとんど学校で、1学期の漢字120問テストが合格していない子といっしょに毎日漢字テストに取り組むことができ、とても有意義な夏休みになりました。
 全国高校野球大会は、前橋商をやぶった佐賀北高の優勝。昨日、初めてその後の佐賀北高の活躍ぶりをテレビで見ることができました。
 佐賀北高は、ごく普通の公立高校で、特別野球部だけ練習面で優遇されていませんでした。毎日練習時間は3時間。その中で、基礎体力作りや甲子園を視野に入れた実践練習を繰り返してきました。準決勝の帝京戦では、何度も相手のスクイズによる得点を阻んでいました。そして、日ごろの練習で鍛え抜かれていた選手たちは、一戦ごとに強くなっていきました。監督も
「この子たちのどこにその力があるのか。もうわたしの手から離れている。」
とインタビューに答えていました。佐賀北高の優勝は、日ごろの集中した練習と最後まで夢をあきらめない強い心がもたらしたものだと思います。
 さて、わたしにとって、一番心に残った夏休みの漢字テストの実施。初めのうちは、漢字テストを受ける多くの子が、
「できません。」「無理です。」
と言いながらやっていました。毎日同じ問題に取り組む日々。少しずつ点数が上がっていく中、そういう言葉が聞かれなくなりました。努力を積み重ねていく中、少しずつ『できる』という確信を持てるようになってきたのだと思います。そして、夏休みの終わりには、ほとんどの子が、120問の90%書けるようになり、合格。本当によくがんばったと思います。
 今年の24時間テレビで誰かが言っていた言葉。
「自分でここまでしかできないと自分の能力の限界を決めてはいけない。『自分を信じて』本気で取り組めば、新しい自分が発見できる。」
 今年の夏は、佐賀北高の野球部員と漢字テストの合格者と欽ちゃんに『自分を信じて』がんばることの大切さを教えてもらいました。
 大阪では世界陸上の熱い戦いが繰り広げられています。(朝原選手の涙に感動!)わたしたちも、運動会に向けて、再び燃えましょう。自分を信じる。そうすれば、運動会も絶対成功すると思います。