幸運を呼んだ春の遠足

 2006年5月17日午後2時、学校に到着すると、ぽつぽつと雨が降ってきました。それまでは、暑すぎず、寒すぎずの曇り空。遠足に行くには、絶好の天気でした。
「1年生には驚いたね。きちんとした態度だね。」
と校長先生がおっしゃったように、遠足でも1年生の態度はとてもすばらしかったです。学校からみんな下校し、おうちに着くころには、雨足が強まっていました。本当に幸運だったと思います。この幸運は、1年生の子どもたちがきまりを守って、いい子で遠足に行ってきたからだと、誰もが思いました。

 児童館までの道は、交通量の多い危険なところも通りましたが、子どもたちは、ふざけたり、おしゃべりをしたりすることなく、約束を守って、黙々と歩きました。集合したり、並んだりするのもとても早く、時間を有効に使え、予定通り行動できました。

 児童館では、プラネタリウムと影絵を見せていただきました。プラネタリウムでは、春の星座を星座のお話をまじえて説明していただきました。子どもたちも歓声を上げながら、一生懸命見ていました。影絵は、児童センターの職員の方が手作りで作ってくれたもので、一生懸命操作をしてくださいました。いっしょに見ていたわたしたち職員は、レトロ調の影絵にとてもなつかしさを感じました。めったに見られない、影絵を子供たちも体験できてよかったと思います。

 そして、いよいよ公園での楽しいお弁当。でも、その前に記念写真を撮りました。お弁当を目前にしての写真撮影では、子どもたちのいつもの笑顔はあまり見られませんでした。それだけお弁当が待ち遠しかったのだと思います。「おなかすいた」という顔をしているその集合写真ができ上がるのを楽しみにして下さい。

 子どもたちは、お弁当も落ち着いて食べていました。そして、片づけもほとんどの子どもたちが、シートをきちんとたたんで、ごみもきれいに片づけてできるので、驚きました。ある子は、公園に落ちているごみもたくさん拾ってきてくれました。これも親力のおかげです。ありがとうございます。

 帰り道は、少しずつ子どもたちが帰り、人数が少し減りました。学校が見えてくると、少し安心したのか、子どもたちの中から歌声も聞こえました。最初から最後まで本当に幸せな遠足でした。

 家に帰り、夕食後、わたしは、横になりました。起きてみるともうすでに朝になっていました。涼しい天候でしたが、遠足はいつもの生活より疲れます。一生懸命歩いて、勉強してきた子どもたちはもっと疲れたと思います。おうちでゆっくり休んで、また元気にがんばりましょう。