A.I. - OCTOBER SKY

　ストーリーの展開は賛否両論あると思いますが、かなりおそろしい物語だと思いました。Smapの「世界でたった一つだけの花」の歌詞の意味がとてもよく分かり、この世に同じものが存在しない人間のすばらしさについて深く考えることができました。

　わたしにとって、ロボットよりも感情や意思のない人間の方がずっとこわいと思います。現実にそういう人間が出てきていますよね。だから、そういう人間にならないために、子どものうちに日々の生活の中でどんな愛のプログラムを実行しなければならないか、考えなければならないと思います。

　この映画は、キューブリック監督に遺志をついで、スピルバーグ監督が自分の考えをかなり押し殺して作ったそうです。スピルバーグはやはりすべて自分で創り出したほうがもっといい作品になるのだと思います。