ワールドカップ出場と漢字学習

 よぉっっしゃーー!!よかったーーー!祝ワールドカップ出場!!やなぎ、オグリ、よくやった。そして、みんなよくがんばりました。もちろんバックアップのメンバーも。全員で勝ち取った勝利、出場権やと思う。
 無観客試合ってやっぱり不思議な感じやったわ。遠くからはサポーターの応援がかすかに聞こえてくるのもいつもとは違う感じで。できれば、たくさんの人と喜びを分かち合いたかったから、そういう意味では残念やったなぁ。もっと盛り上がったやろうしね。ちょっと間、勝利の余韻に浸りたいところやけど、もう空港へ移動する時間。慌ただしいねぇ。でも、勝利の報告をできるからうれしいよ。

 これは、8日、ワールドカップ出場を決めた後の宮本恒靖主将の日記です。「ゴールする者が目立てば、ディフェンスは目立つ必要はない。」バンコクからの帰国後、テレビに出演してインタビューに答えた彼の言葉。縁の下の力持ちとして、みんなのパイプ役となり、チームをまとめていく宮本選手のコメントにはいつも感動させられてしまいます。そんな彼を中心としたサッカー日本代表チームの活躍する姿が、来年の今頃、ドイツで見られるのは本当にうれしいことです。(わたしもドイツに行きたい。)

 さて、2年4組でも『ワールドカップ3大会連続出場』と同じくらいの快挙がありました。新学期が始まってちょうど2ヶ月たった昨日、初めて漢字練習の宿題を全員提出することができました。今週に入り、放課後がずっとあいていたので、3日間連続で宿題をやってこなかった子に残ってやっていってもらって、やっと全員がやってきたのです。強制的にやらされて実現した宿題全員提出。これから、全員が進んで宿題に取り組むようになり、『校内持久走大会出場』ぐらいの当たり前のことになるといいのですが……。

 このように担任の指導が悪く、全員にやる気を起こさせることができないものですから、子どもたちの漢字の習得率にかなりの個人差が出てきています。だから、5月に入り、子どもたちに漢字に対する興味を持ってもらおうと思って、漢字の成り立ちも教えるようにしました。以前よりは漢字学習は楽しくなってきたようですが、それが『漢字を正しく書く』ということに結びついていない子も多いです。だから、個別に今までの漢字テストで書けなかった漢字のリストを渡しても、それを進んで練習して覚えようとする子もわずかしかいません。担任は、宮本主将のようにかげで支えて、できるだけ「みんなを輝かせてあげたい」と思っていますが、まだ努力がたりないようです。保護者のみなさんも、スパチャラサイ国立競技場の外から声援を送っていたサポーターのように、おうちから子どもたちを応援し続けてあげてください。