リトル・ダンサー
すごくいい映画です。
初めは、バレエは男のするものではないと反対していた父親でしたが、ビリーの無心に踊る姿を見て、自分の息子の夢を叶えてやりたいという気持ちに変わりました。
この映画は、父親の子どもに対する深い愛情がとてもよく表れていました。特に、ビリーのロイヤルバレエ学校に行く費用を作るため父親がスト破りをするシーンは、感動して涙が出ました。
また、イギリスの階級社会やサッチャー政権下の炭坑町の生活の厳しさの中、家族や先生に支えられながら、夢に向かって羽ばたくビリーの姿を見て、とても心が温かくなりました。
家族の中で唯一バレエに理解を示すおばあちゃんや組合運動に熱心に取り組んでいるけれど心の底ではビリーのことを心配している兄。そして、無表情で淡々としているけれどビリーのバレエの指導に情熱を傾けるウィルキンソン先生など、主役を支える脇役の演技もすばらしいです。
そして、なつかしいT.レックスの曲がいい場面で使われていて、この映画のストーリーを盛り上げていました。
- 出版社/メーカー: 角川ヘラルド・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/12/22
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