キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

 最初のアニメがすごくおしゃれで、ジョン・ウィリアムスの曲もとてもマッチしていて、これから何かが始まる期待感を湧き立たせました。また、クイズ「本物は誰だ」もウケました。

 この映画も実話と聞いて驚きました。主人公のフランクは、高校生とは思えないほど、落ち着いた態度で人々をだましていきました。でも、自分の家庭を取り戻したくて、次から次へと詐欺を働いていたのを見ると、やはり高校生の心のさびしさがあったのだと思います。

 スピルバーグの映画を見るといつも彼からのメッセージは何かと考えてしまいますが、「人間は、他人から必要とされたいという願望があり、必要とされているところにいるのが、一番幸せなのだ。」ということかもしれないと思いました。

 ジョン・ウィリアムスの音楽は、今までとまたちがった雰囲気ですばらしいし、60年代を舞台にした映画にふさわしい音楽が使われていて、とても楽しめました。やはり、スピルバーグの映画はいいですね。