努力して得ることのすばらしさ

 昨日、ある保護者の方からこんな連絡をいただきました。

 うちの子は、運動が大の苦手で、かけっこも幼稚園の時から(ダントツの)ビリ。なわとびも例外ではなく、冬休み前までは、一回も跳べないという状態でした。

 冬休みの宿題だったこともあり、練習してなんとか数回跳べるようになったものの、まだなわとびと呼べるものではありません。

 跳ぶリズムをつかまえようと、片手にだけなわを持たせて跳ばせたり、回す感覚をつかませようと片方を親が持ってまわしたり・・・・・・といろいろ試してみました。

 少しずつよくなってきているけれど、手の回し方にブレが出てしまい、10回以上跳ぶのがまだむずかしい状態の時、知人に「持つところに土や砂を入れて、少し重くすると跳びやすくなるよ。」と教えてもらい、昨日試したところ、どんどん跳べる回数が多くなり、一度だけでしたが、31回跳べました。わたしは感動してウルウルしてしまいました。

 昨日は外で2時間近くずっと跳び続けていて、いつもならすぐ「疲れた。」言う子が、いやな顔どころか、とてもうれしそうで、満足気だったのです。努力して得ることの素晴らしさを見た気がします。

 これからも、苦手なことにどんどんチャレンジして、できないことが少しずつの練習や努力でできることになる喜びをひとつでも多く知ってほしいと思います。

 わたしは、この文章からいろいろなことを学ぶことができました。『努力して得ることのすばらしさ』をこれからいろいろな場面で子どもたちに伝えていきたいと思います。そして、このような心温まる文章を連絡帳に書いていただき、学級通信に掲載できることにも幸せを感じています。本当にありがとうございました。