かぜにまけないからだ

 昨日の1時間目に学級活動で『かぜにまけないからだ』という授業をおこないました。1学期は、かぜで欠席する児童が多かったけれど、2学期は今のところ欠席する児童は少ない1年1組です。しかし、これからの11月から3月にかけては、かぜやインフルエンザにかかって欠席する児童が増えることが予想されます。昨日の授業では、これから寒くなる季節に子どもたちが、かぜやインフルエンザに負けないよう、毎日の生活の中で気をつけなくてはならないことを勉強しました。

 かぜの予防のためには、ウイルスに感染しないことや基礎体力を強化し、免疫力をつけることが大切です。基本となるのは、規則正しい生活をし、バランスの取れた食生活、充分な睡眠、適度な運動をして、疲労をためないことです。

 冬に流行するインフルエンザは空気感染で、のどからうつるため、インフルエンザの予防には手洗いより、うがいが大切です。また、一般的なかぜには多くの種類がありますが、もっとも多いのが、ライノウイルスが原因のものです。このかぜは一年中かかり、接触感染で鼻や目や口からうつる特徴があります。そのため、児童が、無意識に鼻や目を触ること、よごれた手でものを食べることで、ウイルスが手から体に入ってしまいます。したがって、普通のかぜ予防には、うがいより手洗いが大切であるといえます。

 厚着をすると肌の新陳代謝が悪くなり、抵抗力が弱くなります。そのため、なるべく薄着にして皮膚や粘膜を鍛えるとかぜをひかなくなります。また、普段から鼻やのどの粘膜を強くするビタミンAや免疫力を強化するビタミンC、また免疫物質を作るタンパク質を含んだ食事を取り、適度な運動をすると基礎体力がついて免疫力を高めることができます。

 昨日の授業では、『はやねはやおき』『うすぎ』『うんどう』『やさいをたべる』『うがい』『てあらい』の習慣を身につけることが大切であることを児童に伝えました。また、その中で最も『てあらい』が重要なので、保健の先生を迎えて「正しい手の洗い方」を教えていただきました。さらに、6つの習慣が身につくよう、『かぜにかつカード』を連絡帳にはって、毎日学校で記入していきたいと思います。おうちでも、6つの習慣が身につくよう声をかけていただければと思います。

 なお、せかっくきれいに洗った手をよごれたハンカチや洋服でふくのは逆効果になってしまうので、毎日、きれいなハンカチを忘れずに持たせていただきたいと思います。