心が育つ文字練習

  ご無沙汰していました。先日はやっと遠足に行けました。と思っていたら、当日、1の1は5名の児童が欠席と出席停止で、とても残念でした。

 さて、ひらがなの授業も来週で終わりになります。振り返ると、教える側にも方針の転換があり、ご迷惑をおかけしたことと思います。

 最初は、みんな文字の形がとれず、ほとんどの子の文字を全部直していました。そのうちに、「せっかく一生懸命書いているのに、そこまで直したらかわいそう。文字を書くのがきらいになる。」と思い、少しくらいの文字の形の違いは多めにみることにしました。

 ところが、文字を書くことに慣れるにしたがって、文字の形など気にしないで自分流に書く子が増えてきてしまいました。そこで、考えたこと。
「一生に一度しか教わらないひらがなを、曖昧にしていいのだろうか。」
そう思うとやはり整った形の文字が身につくよう、やはり子どもたちが書いた文字はすべて直した方がよいということになりました。だから、今は全部直しています。

 それで、子どもたちは、さぞかし文字練習が嫌いになっただろうと思っていたら、ほとんどの子が大好きと答えてくれました。そして、全部丸をもらうという目標を持って取り組んでいる子もいます。そして、全体的に学習に取り組む姿勢が中だるみの5月前半よりよくなってきました。そして、礼儀正しさも身についてきている子もいます。文字練習を通して心も育っているのだと思います。