空風の帰り道

 ミスターチルドレンの最新アルバムに入っている「空風の帰り道」という曲の歌詞です。


からっ風がふいたから
すこし手をつないであるこうよ
花や草木にならいぼくら
かるくゆれながら

ゆうべ見たテレビの中
やまいの子どもがないていた
だからじゃないがこうしていられること
かんしゃをしなくちゃな

くやんでもなげいてても
時間はすぎてしまうから
花や草木にならいぼくら
だまって手をふろう

きょうの日がおわる
またかならず会える
「さよなら」はかなしいひびきだけど
ぼくがいえばあいのことば

からっ風がふいたから
ポケットに手を入れて歩くよ
花や草木にならいぼくは
むかい風をうけて
一人でバスていまで
からっ風のかえりみち


 昨日の朝、車でこの曲を聴きながら涙が出ました。息子の交通事故のことを学級通信に書いた直後だったからかもしれません。健康でいたいけれど、病気になってしまう人。平和で暮らしたいけれど、戦争に巻き込まれてしまう人。生き続けていたいけれど、死んでいってしまう人。自分の思い通りに生きられない人がたくさんいる中で、この曲から、平凡な毎日を送れる幸せを感じられたからです。

 空風は冷たくてきびしいけれど、家族や友だちといっしょにいられる温かさ。さよならはさみしいけれど、また会える明日への希望を持てる言葉。ときにはつらいことや悲しいこともあるけれど、たくましく前向きに生きようとする力強さが感じられ、感動しました。

 みなさんのA小での毎日が明るく楽しい生活であることとみなさんの元気な笑顔が毎朝学校で見られることをずっと願っています。だから、自分の足で気をつけてかえってね。