課外授業・ようこそ先輩 −高校生編−

  先週から、高校生2名が小学校の先生の仕事の体験とボランティアのために、A小に来ています。13日(金)は誠さん、16日(月)は里美さんが3年2組の子どもたちといっしょに生活してくれました。そして、それぞれ1時間ずつ授業していただいて、子どもたちにメッセージを伝えてくれました。

 誠さんは「夢と人生を語る」、里美さんは「聴覚障害者とともに生きるための手話」という授業をしてくれました。しっかりと将来を考えて生活している高校生の感動的な授業でした。

   3年2組のみなさんへ
 今日は、一日、みなさんといろいろなことができて、とてもじゅうじつしていました。
 2時間目の体育の時間で長なわとびはあまりとべませんでしたが、昼休みでは300回以上とべたのでよかったですね。でも、みなさんの最高記録は、もっと上らしいので、もっともっと練習して、記録をこう新してください。
 また、4時間目の自分の授業では、あまり自分の伝えたいことをかんけつに言うことができず、むずかしいことばかり言ってしまってもうしわけありませんでした。しかし、自分にとっては、すばらしい体けんができ、うれしく思っています。
 A小で活動できるのも残り1週間となり、とてもなごりおしいですが、もっと多くの思い出を作り、これからの人生に役立たせたいと思います。ろう下や校庭などで自分を見かけたら、えんりょなく話しかけてください。
 みなさんのこれからのかつやくを期待しています。がんばってください。
  東高校3年  誠

 3年2組のみんなと1日楽しくすごせてよかったです。 元気で明るい子、しずかにがんばる子、友だちのことをしっかり理解している子など、個性豊かな子が多く、今まで行ったクラスとはちがったふんいきで楽しむことができました。
 2時間目には、いっしょに手話で「翼をください」をやれたこと、とってもうれしかったです。なれないうちに歌いながら手話をするのはむずかしかったと思いますが、みんな一生けん命やっていて、覚えられた子も何人かいてくれたようでよかったです。きょうみを持ってくれた子は、別の手話にもぜひちょうせんしてみてください。
 6年間といく期間をA小ですごすみんなには、楽しいことやつらいことなどをふくめて、多くの思い出を作ってほしいと思います。そして、これから先、一生つきあっていける大切な友人を作り、先生とのきずなも深めていってください。
 みんなと会えて本当によかったです。ありがとうございました。
 B女子高校 3年  里美

 放課後、教室で二人の高校生と話をしました。二人ともしっかりと考えを持ち、自分の夢に向かって生活する姿に、感動をしました。彼らと子どもたちが過ごしたのは、それぞれたった1日ずつでしたが、前向きに生きる彼らの魅力が子どもたちを引きつけたのだと思います。彼らが子どもたちの教えてくれたことは、『目標を持つことの大切さ』だったと思います。A小の子どもたちも、小学校生活を大切に過ごし、彼らのように目的意識を持って生きる若者に成長していってもらいたいと思います。子どもたちにとっても、担任にとっても、心に残る貴重な2日間でした。

 誠さん、里美さん、感動をありがとうございました。(涙)ぜひ夢を実現させて下さい。