15 スクリーンの中のロンドン

トラベル・ブック・ショップ


 最終日は夜の7時が飛行機の出発時間なので、それまで、ロンドンでテレビや映画に出てくる場所に行ってみました。映画「メリーポピンズ」を思い出すハイドパーク、ビートルズのアルバムで有名な「アビーロード」、映画「ノティングヒルの恋人」の主人公の経営する旅行書専門店、そして、故ダイアナ妃が住んでいたケンジントン宮殿です。
       
 ハイドパーク。写真をとったつもりだったのですが、みつかりません。ホテルから歩いてすぐなので、朝散歩に行きました。だだっ広い公園で、30分で帰ってこようと思ったら、1時間かかってしまいました。公園の中には湖があり、ジョギングをしている人も多かったです。
   
 アビーロード。地下鉄ジュビリー線のセント・ジョンズ・ウッド駅で降りました。でも、案内もなく分らなかったので、路上の雑誌売りの男性に聞いていきました。なんの変哲ものない横断歩道に、海外からの観光客がひっきりなしに来ていました。ここは、ビートルズのアルバムのジャケットに使われた場所です。みんな必ずビートルズと同じように横断歩道の上を歩いている写真をとります。そして、ビートルズがレコードを録音したアップルスタジオやたくさん落書きされたアビーロードの看板もありました。

 地下鉄ハマースミス&シティ線のラドブローク・グローブ駅でおりると、ノッティングヒルの北側に出られます。そこから歩いて10分ぐらいのところに、映画「ノッティングヒルの恋人」のジュリア・ロバーツヒュー・グラント演じる主人公が出会った旅行書専門店のモデルとなった「トラベル・ブック・ショップ」があります。目立たなくて見つけづらいのですが、ここにも外国からの観光客が来ていて、記念写真をとっていました。書店の経営者が住んでいる家から見えていた教会にも行きました。もし「ノティングヒルの恋人」を見る機会があったらさがしてみてください。
   
 ノティング・ヒルのアンティーク市を通り過ぎて、しばらく歩いて、やっとたどり着いたケンジントン宮殿です。故ダイアナ妃がなくなった後は、ここに花たばがたくさん置かれていた門です。現在、ダイアナ妃の死の真相の疑惑がまた話題になっていますが、このケンジントン宮殿はなにもなかったようにひっそりとしていました。となりはケンジントン・ガーデンの池です。ハイドパークとつながっていて、二つの公園を合わせるとかなりの広さになります。ここも市民のいこいの場所になっています。

 最後は、自分で地図で目的地をさがす旅ができました。家に帰ってきて、もう一つ行く場所があったことに気づきました。そうです。ハリーポッターに出てくるキングスクロス駅です。キングスクロス駅には、9と4分の3というプラットホームは存在しないそうですが、ここもハリーポッター人気で観光客が訪れる場所になっているそうです。

 三日間だけしか滞在できなかったイギリス。ロンドンにもまだまだたくさん見る場所があります。もし興味を持った人がいたら、ぜひ将来イギリスに行ってみてください。行きたいと思えば、必ず行くチャンスが訪れます。

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