日本ユニセフ協会

経口補水療法の普及活動


 今日、日本ユニセフ協会に所用があったので、行ってきました。

 新前橋から特急「草津」に乗って行きました。平日だというのに埼玉になると人がたくさん乗ってきて、満員になりました。新幹線ができても、東京に近いところに住んでいる人は、特急を使うのだなと思いました。

 日本ユニセフ協会は、品川駅から徒歩7分の高輪のユニセフ・ハウスという建物の中にあります。学校の用で行ったのではないけれど、展示コーナーがあったので、急きょ、社会科と総合的な学習の時間の研修に変えてしまい、係の人に細かく説明してもらいました。

 ユニセフハウスの2階には、印象に残った展示物が多かったです。

 現地の保健センターのコーナーには、水汲みの金属製の入れ物が置いてありました。空の状態で持ったらかなり重く、水を入れた状態のものを持ったらすごく重く、これを持って女の子が水汲みから帰ってくることに驚いてしまいました。しかも6kmの道のりを2時間かけて、水を運ぶそうです。さらに1日分の水を運ぶには何往復もしなくてはなりません。だから、それだけで1日が終わってしまい、学校に行く時間がないそうです。ユニセフでは、少しでも水を汲む仕事を軽減するために、井戸を掘る技術を教えているそうです。

 また、「ギニア○○虫」という寄生虫の話も聞きました。この寄生虫は最初は人間の背中の皮と肉の間にいて、人間の体の中の栄養を摂取して成長するそうです。その寄生虫が成長すると1mくらいの長さになって足の方に下がってきて、皮膚を破って出てくるそうです。東南アジアやアフリカに行った人は気をつけて下さいと言っていました。成虫になってからは薬は効かないけれど、卵のうちだったら薬が効くそうです。そういう薬は、わずかな値段で買えるそうなので、寄生虫の卵の見つかった人にユニセフでは配っているそうです。

 などなど、驚くよう話をたっぷり聞いて、満足してユニセフハウスを出ました。ユニセフハウスは、修学旅行や社会科見学で行くにはおすすめの場所です。もし、東京に行く学校がありましたら、プランに加えてみてください。

 昼食は、品川駅東口の開発事業でできた品川インターシティ内の寿司屋でとり、午後は品川水族館へ向かいました。

 品川と名前がついていても、場所は大森のほうです。大井町駅から無料のボンネットバスに乗っていきます。雨だというのに、たくさんの人が詰めかけていてとても混んでいました。周りは海浜公園になっていて、桜も咲いていました。もし晴れていれば、公園内をゆっくり散策できたと思います。ここから水上バスにも乗れるので、東京の穴場スポットとしてお勧めです。

 あいにくの天気でしたが、とても勉強になった1日でした。