ベトナムの話


 わたしが勤めている学校には、外国籍の子どもが約60人います。国籍数にすると11カ国。アジア(中国・スリランカベトナム・イランなど)、南米(ブラジル・ペルー・ボリビア・アルゼンチン・パラグアイなど)から来た子が通うインターナショナルな小学校です。

 そんな環境なので、外国籍の保護者の方々に協力いただいて、総合的な学習の時間で国際理解の学習をしています。今日は、3年生の保護者のベトナムの方に来ていただいて、お話を聞きました。
 
 ベトナムは、昔は中国の影響を受け、以前は漢字を使っていたそうですが、フランスの植民地になって以来、アルファベットを使うようになったそうです。もともと仏教徒が多かったそうですが、それと同時にカトリックも入ってきたそうです。

 ベトナム戦争当時、子どもは、防空壕の中で勉強していたそうです。だから、外で遊ぶことはあまりなかったそうです。防空壕の中の遊びは、バナナの皮の繊維を使った糸電話だったそうです。いろいろベトナムの生活を聞こうと思ったのですが、どうしても戦争の話に結びついてしまいます。それだけ、ベトナムの人々は、戦争に苦しんでいたのだと思いました。

 今日の話は、3年生には、少し難しかったけれど、ベトナムに少しでも親しみを感じられたと思います。