思い出にさよなら

 今日は、町内の粗大ごみを出す日。午前中、近くの自治会館の駐車場にわが家の粗大ごみを持って行きました。

 粗大ごみといっても、今年はなぜか思い出深いものばかり。結婚する直前に買ったステレオセット、学級通信を毎日書きまくったワープロ、いろいろな映画や特別番組を録画したβhi-fiのビデオデッキ、娘がピアノを習い始める前に使っていたYAMAHAポータサウンドなどを車に積んで、川沿いの桜並木と村の英霊殿の桜の間の景色の美しい道を通って行きました。

 粗大ごみ収集会場には、たくさんの人が集まり、思い思いに思い出の品を分別していました。その光景を見ながら、わたしは、子ども用のスキーを持ってくるのを忘れたことに気づき、持ってきたものをいったんおいて家にもどりました。

 二度目は、近いので子ども用のスキーを手に持って歩いて行くことにしました。今日の景色も美しいので、携帯も持ち、写真も取りながら行きました。こんな春ののどかな日にスキーを担いで歩く姿は、こっけいだったけれど、息子がスキーを始めた時のスキーは、今日の粗大ごみの中でも最も思い出深いものでした。そして、英霊殿の桜とスキーを記念撮影。小さなスキーと別れを告げ、帰ってきました。思い出は、ずっと心に残ると思います。