亀は意外と速く泳ぐ

 DVDで映画『亀は意外と速く泳ぐ』を見ました。

 ごく平凡な生活をしている主婦が、スパイとして目立たないようにそこそこの生活を送らなければならないという設定のギャグ満載の映画です。

 いろいろな場面でナンセンスな笑いが楽しめますが、『平凡』であることの価値や『そこそこ』の生活のむずかしさを考えさせてくれる作品でした。

 平凡でそこそこの生活はすばらしく、これからも目立たないよう、生きていきたいと思わせてくれます。

 ドラマ『のだめカンタービレ』の上野樹里は苦手だったけれど、この映画では、『チルソクの夏』や『スウィング・ガールズ』のように、本来の彼女のよさが出ていてよかったと思います。もしかしたら、この映画で主演を演じられたので『のだめ』の主演に抜擢されたのかもしれません。

 この映画を最も引き立てているのは、レミオロメンのエンディング・テーマ『南風』。この曲の未来への希望を感じさせる雰囲気がとてもよかったと思います。

 『南風』が入っているレミオロメンのアルバム『ether[エーテル]』は、彼らの作品の中で最高だと思います。どうぞお聞き下さい。

ether[エーテル]

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