一夜にして世界的オペラ歌手になった男

今朝の夜明け


 イギリス・ブリストル出身のポール・ポッツさんは、学生時代いじめられていました。しかし、音楽の大好きな彼は、音楽によって救われていました。

 逆境に耐え、音楽を愛し続けた彼は、社会人になり携帯電話ショップで働き、平凡な生活を送っていました。

 その彼に、ある時、その才能を発揮するチャンスが訪れました。『Britain's Got Talent』というオーディション番組に出演。彼はプッチーニーの『誰も寝てはならぬ』を歌い始めます。

 彼にあまり期待していなかった観衆は、彼の歌声を聴いた瞬間、目を見はります。厳しい審査員として知られるプロデューサー、サイモン・コーウェルさんも初めは首をかしげていましたが、彼の素晴らしい美声に表情が変わります。
お客さんの中には涙を流し始める人も…。

 彼が歌い終わると、会場にいた人が総立ちで拍手喝采。そして、優勝!レコーディングすることも決まって一夜にして彼は夢をかなえてしまいます。

 その後、世界中でポール・ポッツ旋風が巻き起こり、日本でも2008年4月29,30日に東京・渋谷のオーチャードホールでの公演が決定したそうです。

 昨日は、そんなさわやかなニュースを聞き、一日が始まりました。

 誰にでもチャンスが作れるそんなオーディション番組があるイギリスはすてきな国です。また、ポール・ポッツさんの今後の活躍も楽しみです。

ワン・チャンス

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