運命

 最近、クラスの子どもたちを見ていて、高学年になったと感じる場面がたくさんあります。
 校庭のそうじの当番の子どもたち。熊手を使って、毎日みんなで大量の落ち葉を集め、大きな袋に入れ、片づけています。片づけても、片づけても、校庭に増え続ける落ち葉。それを自分たちで自主的に協力してそうじしています。とてもたいへんな仕事なのですが、昼休みになっても本当によくやっています。
 マーチングの打楽器を希望している子は、毎日、20分休みと昼休みに音楽室に行って、自主練習をしています。合格を目指して、一生懸命がんばる姿がとても輝いて見えます。また、金管楽器を希望している子たちも、教室で寸暇を惜しんで練習する姿が見られます。すでに合格した子は、再挑戦する子に教えている姿など目にすると感動してしまいます。
 14日(金)には、2学期最後のお楽しみ会の話し合いをしました。みんなとても活発に意見を出していました。ただ残念なのは「人の意見もきちんと聞く」「手を挙げて、指名されてから発言し、勝手に発言をしない」という話し合いのルールを守れない子がいたことです。それでも、学級委員、副学級委員、書記の子たちは、団結して、みんなに話し合いをさせながら出された意見をしぼっていきます。そして、最後には、みんなの意見を1つにまとめてしまいます。本当にすごい力を持っている5年生の子どもたちです。こうして、自分たちの考えで、どんどん行動しています。
 さて、アメリカ人の心理学者が、こんなこと書いていました。

watch your thoughts.
they become words.
watch your words.
they become actions.
watch your actions.
they become habits.
watch your habits.
they become character.
watch your character.
it becomes your destiny.
あなたの考えが言葉になり、
言葉が行動になり、
行動が習慣になり、
習慣が人格になり、
人格があなたの運命になる。

 考えを変えれば個人の運命も人類の運命も変えていける。高学年としての考えを持ち、自分たちの運命を変えていく。そんな子どもたちに育っていってほしいと思います。これからの子どもたちの成長がますます楽しみになってきました。