持久走大会に向けて

 運動会が終わり、持久走の練習が始まりましたが、自主的の練習をする子は、ほとんど見られません。持久走練習カードを配っているのですが、クラスの多くの子が全校運動と体育の授業で走った以外は、まったくといいほど進みません。たぶん家で練習している子も多いのかもしれませんが、クラス全体で持久走大会に向けてがんばろうとする雰囲気を作っていきたいと思っているのですが、「めんどうくさい」「苦しいことはやりたくない」という気持ちを前向きな気持ちに変えるのは、なかなかむずかしいです。
 担任も走れる子を誘っていっしょに練習をしたり、子どもたちに目標を持って毎日練習を積み重ねて持久走大会を迎えることが大切であることを話したりしていますが、多くの子どもたちの心には届かないようです。
 一昨日は、道徳の時間に『走って転んでまた走れ』という授業の1回目をしました。これは、元女子マラソンの選手増田明美さんのNHK課外授業ようこそ先輩』のビデオを見て、走る楽しさを学ぶためのもので、わたしがこの番組を気に入っていつも持久走大会の前に行っている授業です。一昨日は、増田さんから『楽しく走るコツ』を教えていただき、2回目の授業までに楽しく走る練習を毎日するという宿題が出されました。
 そして迎えた昨日の20分休み。担任が練習のため校庭に行くと、持久走の練習をしている5年4組の子は、たったの4人。多くの子は、自由な遊びの誘惑に負けているようでした。本当に残念です。
 たった一度の5年生の持久走大会、最高の充実感を味わわせてあげたいです。また、担任もこのクラスのメンバーで過ごすのも一生に一度なので、みんなでまた思い出の1ページを作り上げたいと思います。

おしゃべりなランナー―走って転んでまた起きて

おしゃべりなランナー―走って転んでまた起きて