カポーティ

 トルーマン・ガルシア・カポーティ(Truman Garcia Capote, 1924年9月30日 - 1984年8月25日)は、アメリカの小説家で、『ティファニーで朝食を』の原作者。

 そして、この映画は、彼が犯罪ノンフィクション『冷血』を書き上げるまでの6年間を描いた映画です。

 そんなことも知らずに見たこの映画に、引き込まれていきました。カポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンは、もともとこんな人なのではないかと思うほど自然な演技でした。彼が、アカデミー賞主演男優賞を受賞したのもうなずけました。

 映画を見ながら、カポーティの罪の意識が伝わってきて、最後はなんとも複雑な気持ちになってしまい、後味の悪い映画でした。

 『冷血』という物語を描きながら、犯人に自分を重ね合わせてしまい、自分自身は冷血になり切れなかったカポーティ。彼の晩年は……。



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