きびしさの中から楽しさが

 昨日、2学期初めての英会話がありました。いつものトーマ先生は夏休み休暇中なので、代わりの先生が来て下さいました。スコフィールド先生。第一印象は、とても迫力のある先生でした。
 スコフィールド先生は、わたしたちの身の回りにある物の英語の言い方を教えて下さいました。そして、最後に伝言ゲームをやりました。1の側から3の側までの側対抗です。
ルールは、チームメイトに伝えて入る時に声がもれてしまった場合は失格。そして、最後の人は、伝えられた英語の言葉を、他のチームよりも速く黒板に絵で表さなくてはなりません。担任がその絵を見て、英語の言葉が言えたらそのチームのポイントになります。
 伝言ゲームが始まり、教室は静まり返りました。チームが勝つためには、みんなで協力し、他の人に声を聞かれないように素早く伝えなくてはなりません。クラス全員が真剣に取り組んでいました。その姿はとても生き生きしていました。
 伝言ゲームが終わり、最後の10分間は、スコフィールド先生への質問コーナー。日本語で質問した場合は1ポイントで、英語で質問した場合には2ポイントがチームのポイントに加算されます。そして、同じ質問をすると、減点されてしまいます。子どもたちの様子を見ていると、ほとんどの子は英語で質問していました。堂々と英語を話す態度には、とても驚きました。
 最終的に優勝したのは、3の側チーム。優勝のごほうびに先生のサインをいただきました。他のチームは、とてもうらやましそうでした。
 スコフィールド先生の授業は、たった1回。もう2度と受けることはできませんが、スコフィールド先生からは、厳しいルールを守る中から本当の楽しさが生まれるという大切なことを教わったように思えます。これからの学校生活の中に生かしていきたいと思います。
 スコフィールド先生は、最初からずっと英語で通してくれましたが、もう2度と会えないことを知ると、日本語も上手であることも明かして下さいました。そして、黒板にクラス全員のためにサインを。
 一期一会。子どもたちの心に強烈に印象が残る先生でした。