大切なことを学んだ2時間

 昨日の朝の会。学級通信を読みながら、夏休みの努力や2学期が始まってからの子どもたちの態度のよさをほめました。それから、5年4組でもいじめがあると困るので、いじめにつながるような、人にいやな思いをさせる言動を絶対に許さないという気持ちを再び伝えました。すると、クラスの雰囲気が急に明るくなりました。それは、ちょうど締め切った部屋の窓を開け、新鮮な空気が入ってきたときのようなさわやかな感じでした。みんな、いじめのない安心した学校生活を願う気持ちは同じだったのだと思います。みんなの願いが叶うよう、クラス全員で努力していきたいと思います。
 3時間目は、予定を変更し、後期の学級委員と2学期の係を決めることにしました。司会は、前期学級委員の2人に任せました。
 最初は、後期学級委員に立候補してくれる人を聞いていましたが、立候補は誰もいませんでした。
 そして、担任の行事に対する思い、運動会や社会科見学や長なわ大会などに向けて、みんなで心を一つにしていかなければならないことを話しました。そのためには、中心になってクラスをまとめてくれるリーダーの必要性も話しました。けれども、学級委員になってくれる人は、一人しかいませんでした。
 みんなが学級委員になれない。そういうクラスには何か問題があります。それから、何が問題なのかみんなで話し合いました。
 話し合いの結果、4月から繰り返し注意されていた自己中心的な行動が原因であることがわかりました。学級委員や日直や係が注意しても、協力しようとしないで、うるさくしている態度、中心になる人に押しつければその後は自分には関係ないという無責任な態度、クラスの一員としての自覚のなさなど、いろいろな問題点が浮き彫りになりました。
 そして、全員に今の気持ちや反省したことなど話してもらい、一人一人が協力することを確認しました。すると、自主的に学級委員になってくれる人が出てきました。2学期の係もスムーズに決まりました。
 学級委員を決めるのに、とても時間がかかってしまったけれど、5年4組にとっては、有意義な話し合いができた2時間でした。