38度出ましたが。

 2月14日(月)、インフルエンザのためお休みをいただき、1年1組のみなさんにはたいへんご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。過去をふり返ると8年前インフルエンザにかかって以来のことでした。インフルエンザにかかって、いろいろ反省したこと勉強になったことがありますので、そのときのことを書きたいと思います。

 2月12日(土)夜、ふとんに入ったのは夜中の12時を過ぎていました。ふとんに横たわるとともに急に体がゾクゾクし、ふとんをかけても寒くて、まるで氷のベッドのようでした。そのまま眠りましたが、3時ごろ体温を測ると37.5度。38度を超えていないのでインフルエンザではないと思い、安心してそのまま寝ました。

 朝起きてもう一度測ると38度。インフルエンザだといけないので、近所の日曜当番医に9時前に行きました。順番は3番目。わたしの診察の番が来るころには待合室は患者でいっぱいになりました。その時の体温は、37.4度で、症状はのどの痛みとせき。お医者さんも
「普通のかぜです。お薬出しておきますね。」
とわたしの診察を終わりにしようとしました。わたしもインフルエンザでないことにホッとして診察室をでようとしましたが、最後に一言。
「朝38度出ましたが。」
というとお医者さんは顔色を変えて、
「そうですか。今はやっているインフルエンザはかぜの症状にていますから、検査してみましょう。」
と先ほどの診断を撤回しました。検査は長い綿棒を鼻の穴の奥につっこみ、粘膜のところにつけます。

 待合室で待つこと10分。再び診察室に呼ばれました。
「インフルエンザB型の反応が出ました。」
と言って試験紙の青く変わった部分を見せてくれました。
「潜伏期間は1日です。感染したのは一昨日のことだと思います。症状は、熱が38度くらい、頭痛、筋肉痛、関節の痛みなどです。」
その話を聞き、わたしはとてもショックを受けました。インフルエンザに関しては、毎日こまめに手洗いうがいをし、栄養をとり、薄着ですごし、適度な運動をしていたからです。でも、思い起こしたら、していなかったこともありました。十分な睡眠と休養でした。インフルエンザに対抗できる体を作るには6つの条件をすべて守っていなくてはならないことがわかりました。

 お医者さんはすぐにタミフルという抗インフルエンザウィルス剤を飲むように言いました。その薬を夜と朝に飲み、すぐに効果が現れました。14日の朝、通算24時間以上の睡眠の後、神様から『平熱』というバレンタインディのプレゼントをもらいました。

 わたしは、「38度出ましたが。」の一言で、医師の正しい診断と治療を受け、短時間でインフルエンザウィルスから開放されました。みなさんも気をつけてください。