Sports have no frontiers

 2月9日のワールドカップアジア最終予選北朝鮮戦は、両国の歴史、現在の関係からも、とても複雑な気持ちでこの試合を見た人も多かったと思います。でも、この試合を通して、こんなすばらしいニュースが速報としてインターネットで紹介されました。1年生にはむずかしいけれど、大きくなったらわかるときが来るでしょう。

   サッカーW杯:「次は平壌」南北の若者、日本人が再会誓う
 「やったー」「えー」。日本の勝利が決まった瞬間、東京都新宿区の新大久保駅に近い韓国料理店内は、歓喜の声と悲鳴が交錯した。南北の若者や日本人の学生ら約60人で「一緒にワールドカップに行こう」とテレビ中継に一喜一憂しながら応援。「次は6月に平壌で会おう」と、再び両国が対戦する場での再会を誓い合った。
 「サッカーを通じて日朝の連帯を」と有志の若者らが呼びかけた。ほぼ全員が、北朝鮮の赤と日本の青の2本のブレスレットを付け、北朝鮮国旗と日の丸のシールを両ほおに張った。明治大法学部3年、金貞淑(キムジョンスク)さん(21)は、韓国籍の在日3世。「両方のチームを応援していた。すごくいい試合でよかった」
 朝鮮籍の金涼子(キムリャンジャ)さん(26)は「祖国は物質的にも貧しいし経済もうまくいっていない。本当はすごく悔しいけれど、1点が入ってうれしかった」と目に涙をためた。立教大法学部3年、田中裕徳さん(22)は「同点に追いつかれるとは思わなかった。日本が勝ってうれしいけれど北朝鮮の選手にも、ありがとうと言いたい」と言った。
 韓国から留学中の法政大経営学部3年、申ウォンソプ(シンウォンソプ)さん(26)は「韓国、北朝鮮、日本の3国とも勝ち残りドイツに行ってくれればベスト。これから私たち留学生が3国をつなぐ役割を果たせるといい」と話した。【磯崎由美】
毎日新聞 2005年2月9日 23時04分

 「スポーツには国境なんて関係ないということ」を伝えてくれる心温まるニュースでした。早くこの3つの国が仲よくつきあえる日が来ることを願っています。
 1年1組も、ベトナム、ブラジル、ペルー、日本の子どもたちで仲よく生活していきましょうね!