明るい方へ

明るいほうへ―金子みすゞ童謡集 (JULAの童謡集シリーズ)

明るいほうへ―金子みすゞ童謡集 (JULAの童謡集シリーズ)

  明るい方へ
明るい方へ。

一つの葉でも
陽の洩るとこへ。

藪かげの草は。

明るい方へ
明るい方へ。

はねは焦げよと
灯のあるとこへ。

夜飛ぶ虫は。

明るい方へ
明るい方へ。

一分もひろく
日の射すとこへ。

都会に住む子等は。

        詩・金子みすず

 あけましておめでとうございます。昨年は、いろいろな面でご協力していただきありがとうございました。今年度も3学期を残すだけとなりました。いろいろとお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

 さて、いろいろなできごとがあった2004年も無事に終わるかと思って、冬休みに入りましたが、とても悲惨なニュースが飛び込んで来てしまいました。インド洋で起こった地震による津波の被害は、今までに聞いたこともないような大きなものになってしまいました。多くの亡くなった方々のご冥福を祈りたいと思います。

 3学期の第1回目の学級通信は、金子みすず『明るい方へ』という詩を紹介したいと思います。2005年が、みなさんにとってよい年になることを祈っています。今年も希望を持って明るく生活していきましょう。

 2005年1月11日4時38分。17日間も学級通信を書かなかったので、朝起きられないと思ったら、緊張感が戻ってきて、なんとか起きられました。最後の3ヶ月間はすごく忙しくなると思いますが、3学期も朝のメッセージを、学級通信を通して、できるだけお伝えしていきたいと思います。