世界に誇れるひらがな

 昨日は、せっかくの遠足の日だったのに、朝から雨でした。しかたなく遠足を延期すると、その後雨はやみ、午後には太陽まで顔をのぞかせる良い天気になりました。そして、昨日は朝から晴れ。天候の回復が少し早くなっているか、予定が一日ずれていたらと、残念な思いで2日間を過ごしました。金曜日も天気は期待できませんが、「自然は思い通りにいかない。」ということを学ぶことも大切だと心に言い聞かせ、遠足が実施できる日をみんなで楽しみに待ちたいと思います。それにしても、今年の5月は異常気象ですね。

 さて、ひらがなの学習もだいぶ進んできて、子どもたちもたくさんのひらがなを書けるようになってきました。宿題も毎日出していますが、人によって書いてくる文字に大きな差が生じています。学校の授業で練習した形とまったくちがってしまい、「ただ書けばいいや。」という気持ちがよく表れている乱暴な文字。授業で書いた文字よりもさらにていねいで上手になっている文字。クラスの中でも、宿題に取り組む姿勢はさまざまです。家庭訪問でお聞きしたお話の中では、お手本とそっくりに書こうとしているので、毎日のひらがなの宿題に30分かかる子もいました。

 誰にとっても同じ宿題です。「平安時代に作られ、たくさんの言語の中でも独特の形を持つ世界に誇れる表音文字としてのひらがな。一生の中で1年の1学期にしかきちんと勉強することができないひらがな。そして、これから生きていく中で一生使っていかなくてはならないひらがな。」少しおおげさですが、こんな気持ちで宿題に取り組ませていただくとみんなの書く文字が変わってくるのではないでしょうか。ぜひおうちでも一生懸命ひらがなの練習に取り組ませてください。