どうなる!アテネオリンピック

 お久しぶりです。お元気ですか?旅行業界、暇ですよ〜。

 さて、久しぶりにギリシャに行って来ました。夏のオリンピック開催地で,いつもよりツアーが増えているようです。いって驚いたのですが、オリンピックがもうすぐなのに、あちこちが工事中なのです。どう見ても間に合いそうにありません。路面電車の工事も今、道路を掘りはじめたばかりのようです。何事ものんびりのお国柄に加え,業者の賃金不払いでストライキが起こったり、暑い地域ですので、シエスタ(昼寝)の習慣があり、なかなか工事が進まないようです。アテネの次の北京ではほとんど準備が終わっているそうで,「北京が先にやってくれればいいのに」という声もでているそうです。ギリシャ政府は間に合うといっているので、別の意味で楽しみです。

 地中海沿岸地域共通ですが、ギリシャでは生活サイクルが日本とはかなり違います。朝は簡単な食事(パンとコーヒーなど)を取った後、7:30〜8:00には仕事も学校も始まります。そして、14:00頃学校は終わり。公務員も15:00まで。家に戻り昼食の時間となります。昼食のあとは、シエスタタイム。午前中には一度休憩が入り,この時間がおやつでドーナツなどを食べるそうです。お昼が一番のメインで,家族でゆっくりと楽しみます。商店などは夕方からもう一度営業するところもあります。お昼の時間が遅いので,当然夕食の時間も遅くなります。これは暑い国で暮らす人々の生活の知恵なのでしょうが、役所も銀行も閉まる時間が早いので,大変です。

 現在,外資系企業や,私立学校では9〜5時のスケジュールとなったところもあるそうですが、まだまだ少数派。お昼前には渋滞がますますひどくなります。人口の半分が首都のアテネで生活しているそうですが、アテネでは交通渋滞が深刻な問題で、廃棄ガスにより、遺跡のダメージが大きいそうです。地下鉄も、地面を掘るとすぐ古代の遺跡が出てきてなかなか増やすことができないとか。数千年の歴史を持つ都市も大変ですね。

 では途中ですが、続きは次回に。