ぐるりのこと。

 『ぐるりのこと。』を見ました。主演は、一組の夫婦を演じる木村多江さんとリリー・フランキーさん。二人の演技は初めて見たけれど、最高でした。演技じゃないように演じていて、本当に自然でした。
 この映画では、1993年の北海道南西沖地震の頃から、夫の佐藤カナオが法廷画家を始めます。それから10年間の夫婦の物語。その間に、連続幼女誘拐殺人事件や地下鉄毒ガス事件や附属小事件などの1990年代の大事件の裁判の様子が出てきます。1990年代の激動の時代の振り返りながら見ることができます。
 わたしたちの周辺(ぐるり)では、様々なうれしいことやショックなことが起こります。カナオの生き方を通し、それらを受け止めながら淡々と生きる力強さを感じました。

ぐるりのこと。 [DVD]

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