〜ヨーロッパの光と風〜 二人展

赤城山


 昨日、7月12日(土)から27日(日)ま行われている友人の展覧会に行ってきました。友人もちょうどいたので、話を聞くことができました。

 今回は、数年前彼が旅行で訪れたイタリアのベネチアフィレンツェの風景画が加えられ、美しい作品の数々が展示されていました。

 入口を入ると、左側の壁に水彩画が飾られています。淡い色の美しい水彩画の中の水の都ベネチアの水色が涼しさを感じさせてくれるます。

 そこから、正面に進むと今回の展覧会のメイン作品、『サン・ジョルジョ・マッジョーレ島』の絵が飾られいます。手前のマルコポーロ広場の岸辺にはゴンドラと対岸に美しく見えるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。ベネチアならでの風景です。この美しい場所が、地球温暖化で海面上昇し、アドリア海に水没する危機に瀕していると思うと、胸が痛みます。

 1階の作品には、フィレンツェのシンボル『サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂』の豪華な油絵が飾られています。最近落書騒動で注目を集めましたが、貴重な世界文化遺産がずっと現状のまま保存されることを祈ってしまいます。

 そして、2階には、ヨーロッパの風景とともに赤城山の風景画が飾られています。日ごろ見慣れている風景がキャンバスの上で輝いています。

 友人とは、忙しい仕事の合間に行った旅行のエピソードやスケッチの苦労話を聞いたり、お互いの近況、子育ての悩みなど言い合ったりでき、短いながらも楽しく過ごすことができました。

 病気と闘いながらがんばって生き抜く恩師の話から、お互いの健康に気をつけて生活することを確認し合い、この展覧会をずっと続けてくれることを約束しながら、友人と別れました。