花の都で生まれたビーナス

広瀬川ライトアップ


 昨日見た『THE 世界遺産・花の都で生まれたビーナス/フィレンツェ歴史地区(イタリア)』は、とても興味深かったです。

 パトロンである銀行業のメディチ家の富が、ボッティチェリやダ・ビンチなどの芸術家を支え、花開いたルネサンスの動き。それは人間の欲望を満たした、宗教に反したものでした。

 ルネサンス絵画随一の傑作、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』がなぜ今の時代に残ったのか。それは、メディチ家の没落後、教会によるルネサンス時代の芸術作品の破壊の時、メディチ家の別荘に置かれていたからだそうです。もっとたくさんの作品が別荘に置かれていれば、現代もっと多くのルネサンスの作品が鑑賞できたかもしれません。

 それにしても、フィレンツェは本当に美しい街です。海外で行きたいところの第一候補として、ぜひ行ってみたいと思います。