マイ・レフトフット

 この映画は、クリスティの描いた3つの絵に関わる思い出の回想シーンで構成されていて、それがよかったと思います。1つ目は子どものころ、子どもがたくさんいてたいへんだったのに愛情注いでくれた母の思い出、2つ目は、家族がどん底に突き落とされた青年時代の頃のこと、3つ目は、クリスティの才能を見出してくれた先生との思い出です。

 映画の中で、最もわたしの心を突き刺したのは、「心だけでなく、体も愛して欲しい。」クリスティの言葉でした。この言葉は、障害のある人とともに生きるために乗り越えなくてはならない問題を象徴していると思いました。